カーテンの色が選挙を占う? 高市首相が選んだのは14年ぶりの赤

2026/01/20 18:48 

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 高市早苗首相が通常国会冒頭での衆院解散を表明した19日の記者会見で、首相の背景をワインレッドのカーテンが飾った。首相は青色の衣服を好んで身につけ、首相就任や国会閉会日の記者会見でも青色のカーテンを使用してきたが、今回は珍しく「赤」を選択した。歴代首相もそれぞれの色を選んできたが、選挙結果はまちまちだ。首相の選択は吉と出るか凶と出るか――。

 首相官邸のホームページによると、カーテンは「ワインレッド」「濃いブルー」「薄いブルー」の3色がある。首相会見では「濃いブルーかワインレッド」、官房長官会見などでは「薄いブルー」が多く使われているという。

 過去の衆院解散の記者会見で、赤カーテンを使用したのは2005年に「郵政解散」に踏み切った小泉純一郎首相が有名だ。「国会で郵政民営化は必要ないという結論を出されたが、もう一度国民に聞いてみたい」とした小泉氏ばりに、首相も「高市早苗に国家経営を託していただけるのか、国民の皆様に直接ご判断をいただきたい」と訴えた。

 小泉氏はこの時の衆院選では、自民党単独で296議席を獲得した。永田町では「首相は小泉氏にあやかったのでは」との見方も出ている。ただし、首相側近は「党のポスターと同じ衣装、背景にした。小泉氏は意識していない」と説明している。

 小泉氏の専売特許と思われがちな「解散時の赤カーテン」だが、実は09年の麻生太郎首相、12年の野田佳彦首相も使用している。だが、麻生、野田両氏は大敗し政権交代につながった。自民党が政権に復帰した後は、14年、17年の安倍晋三首相、21年の岸田文雄首相、24年の石破茂首相がいずれもブルーのカーテンで記者会見に臨んでいる。

 民主党政権時の野田首相以来、14年ぶりの登場となった解散時の「赤カーテン」。大勝か政権交代か、その「効き目」にも注目だ。【畠山嵩】

毎日新聞

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