時間外労働の上限規制強化、賛成の党は? 日本労働弁護団アンケ結果

2026/01/28 20:15 

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 日本労働弁護団は28日、衆院選(2月8日投開票)に合わせ実施した、主要政党の労働政策に関するアンケート結果を公表した。高市早苗首相が労働時間の規制緩和の検討を掲げる中、時間外労働の上限規制を巡って、各党の姿勢の違いが浮き彫りになった。

 ◇7党が回答

 アンケートは10党に送付し、自民、中道改革連合、日本維新の会、国民民主、共産、れいわ新選組、社民が回答した。参政、日本保守、チームみらいからは期日までに回答がなかった。

 ◇時間外労働の上限規制

 時間外労働の上限規制の強化では、維新、国民民主、共産、れいわ、社民が賛成。中道は「柔軟な働き方を選べる環境を整えつつ、上限規制は堅持・強化」とした。自民は「規定は罰則により担保されている。引き続き監督指導を図るべきだ」と述べるにとどまった。

 ◇勤務間インターバル制度

 企業の努力義務になっている勤務間インターバル制度の義務化については、自民を除く6党が賛成(中道は条件付き)。国民民主は「人材不足解消のためにも実効性ある規制を設ける」と回答。自民は「努力義務のもと、導入を促進すべきだ」とした。

 ◇高度プロフェッショナル制度

 裁量労働制に似た仕組みの「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」を巡っては意見が割れた。制度廃止に賛成が4党、反対が2党、その他が1党だった。反対の維新は「導入条件を緩和して利用しやすくすべきだ」と回答した。

 記者会見した弁護団の佐々木亮幹事長は「時間外労働の規制については、自民党は現状で十分という回答だ。中道は新党を結成したばかりで対応が煮詰まっていないと感じる」と指摘した。【塩田彩】

毎日新聞

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