高市首相、防大卒業式で訓示 「防衛力の抜本的な強化に取り組む」

2026/03/14 16:11 

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 高市早苗首相は14日、防衛大学校(神奈川県横須賀市)の卒業式に出席した。首相は訓示で、国家安全保障戦略など安保関連3文書を年内に改定する方針を改めて示した上で、「あらゆる選択肢を排除せずに検討し、防衛力の抜本的な強化に取り組んでいく」と述べた。

 首相は「我が国を取り巻く安全保障環境は、戦後最も厳しく複雑なものとなっている」と指摘。「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序への挑戦が勢いを増している」とした上で、中国や北朝鮮のさらなる軍事力の増強やロシアとの連携強化に懸念を示した。また、「防衛力の中核」である自衛官の処遇や勤務環境の改善を着実に進めていく考えも強調した。

 生成人工知能(AI)など近年の最先端技術の急速な進展や普及を踏まえ、「国の防衛のありようにも大きな変化が生じるだろう」との見方を示し、「我が国の防衛の責任を全うするため、過去の常識にとらわれない柔軟な発想力・対応力を併せ持つことを心がけて、自己研さんに励んでほしい」と呼びかけた。

 本科の卒業生は留学生を除き366人で、うち女性は46人。任官辞退者は昨年から6人減の34人だった。【神山恵】

毎日新聞

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