初訪英の高市首相、官邸で首脳会談へ 別荘に招待も、日程合わず

2026/06/14 14:01 

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 英国を訪問している高市早苗首相は14日午前(日本時間同日夜)、スターマー首相と会談する。会談場所は、当初英国側が招待した英首相の公式別荘「チェッカーズ」ではなく、首相の官邸と公邸を兼ねた首相府、通称「ナンバー10」になった。

 ナンバー10の通称はロンドン中心部・ダウニング街10番地の住所にちなむ。1735年から首相官邸が置かれてきた。重厚な黒い玄関ドアは世界で最も有名なドアの一つで、スターマー氏からドアの前で出迎えを受けた後、会談に臨む。

 高市氏があこがれの政治家とする「鉄の女」、故サッチャー英首相もナンバー10に暮らした。サッチャー氏は1982年のフォークランド紛争中は夜も寝間着に着替えず、緊急対応に備えたとの逸話が残る。高市氏は訪英に先立ち、英紙フィナンシャル・タイムズへの寄稿で、自らが「日本の鉄の女」として必要な変革をもたらすと強調した。

 一方、スターマー氏は今年1月に訪日した際、高市氏を別荘のチェッカーズに招待していた。チェッカーズはロンドン近郊にある16世紀の建物。ここでの会談が実現していれば、日本の首相としては田中角栄、安倍晋三両氏に次いで3人目だった。

 日本側は出発を2日程度早めたチェッカーズ訪問も検討したが、最終的に日程の都合でナンバー10となった。政府関係者は「短い滞在時間で有意義な内容にしたかった」と説明。たばこが吸えず、英語の会話が増えるチェッカーズでの会談を高市氏が敬遠した、との週刊誌報道を否定している。【ロンドン田所柳子】

毎日新聞

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