グローバルホーク、10月2日に機体引き揚げ開始 費用11億円

2026/09/29 18:39 

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 航空自衛隊トップの森田雄博(たけひろ)航空幕僚長は29日の定例記者会見で、大型無人偵察機グローバルホークが鳥取県沖で墜落した事故について、10月2日から機体の引き揚げに着手すると明らかにした。約11億5300万円で契約した民間サルベージ船が、約1カ月かけて作業する。

 また森田空幕長は「国民、関係自治体、漁業関係者をはじめとする地域の皆様に多大なご心配とご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げます」と陳謝した。

 グローバルホークは15日午前に青森・三沢基地を離陸し、午後0時55分以降に三沢にある操縦装置との通信が途絶え、その後レーダーから消失した。

 空自は、鳥取市青谷町沖約40キロ周辺で機体の一部とみられる浮遊物を見つけて墜落と断定。県中部の北栄町や西部にある米子市と境港市の海岸でも機体の一部とみられる物体を発見し一部を回収後、24日には海中に沈んでいる部材も見つけていた。

 29日の会見で森田空幕長は、海中で見つかった具体的な部分は明かさなかったものの「これまでの回収物と異なり、比較的規模の大きな物体を発見した」と説明した。

 空自は事故発生当初、通信が途絶えた地点を「鳥取県沖北約50キロ」と発表。鳥取県は東西に約120キロあるため沖合の具体的な場所が特定できず、平井伸治知事が「注意しなきゃいけない海域がどこかが、地元として重要」などとして不快感を示していた。

 森田空幕長は「考えが至らなかった」とし、「事故発生当初は情報が錯綜(さくそう)している状況で申し上げにくいところがある。その都度、さまざまな検討を経た上で、関係者からの意見を参考に踏まえながら適時適切に情報開示したい」と述べた。【宮城裕也】

毎日新聞

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