トクリュウの「情報元」強盗未遂容疑で逮捕 被害者の情報提供か

2026/09/29 16:47 

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 3月に東京都江東区の住宅が襲われた強盗未遂事件で、警視庁捜査1課は29日、被害者の資産情報や現金の保管場所などを匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ=匿流)に流した「情報元」として、東京都港区台場2、職業不詳、石原忍容疑者(53)を強盗未遂と住居侵入容疑で逮捕したと発表した。首都圏各地では、被害者の資産情報を事前に得た「闇バイト」による強盗・窃盗事件が相次いでおり、情報元や指示役に標的を伝える「案件屋」が背後にいるとみられていた。警視庁による情報元の逮捕は初めて。

 逮捕容疑は、案件屋とされる中島康博被告(50)=強盗未遂罪などで起訴=や指示役らと共謀し、3月20日午後7時40分ごろ、江東区潮見1の住宅兼建設会社事務所に侵入し、住人の夫婦にドアを押しつけ、縛って金品を奪おうとしたとしている。警視庁は認否を明らかにしていない。

 ◇仕事で資産状況など把握

 警視庁や捜査関係者によると、石原容疑者と中島被告は2024年春ごろに不動産関係の仕事で知り合ったとみられる。石原容疑者は同じころに不動産取引を通じて被害者夫婦とも知り合っており、自宅に複数回足を運び、資産状況や家族構成、現金の保管場所などを把握していた。

 これまでに押収したスマートフォンの解析などから、石原容疑者は「金庫に5000万円くらい現金がある」などと、取引で知った情報を中島被告に伝えていた。また通話やSNSのやりとりで中島被告が石原容疑者に今回の住宅を狙うことを伝えており、報酬についても事前に相談していたという。警視庁は石原容疑者が単に標的情報を案件屋に流すだけでなく、強盗事件の計画も認識していたとみている。

 この事件では中島被告や指示役、実行役ら計7人が強盗未遂容疑などで逮捕・起訴されている。【朝比奈由佳、松本ゆう雅、林帆南】

毎日新聞

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