マラソン大会で心肺停止の男性、白バイ隊員らとランナーの医師が救助

2025/02/06 16:16 

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 鹿児島県指宿市の打越明司市長は6日、1月12日に鹿児島県指宿市であった「第42回いぶすき菜の花マラソン大会」中に起きた心肺停止事案で、迅速に救護したとして、県警交通機動隊の秋野洋輔巡査長ら警察官4人に、大会会長として感謝状を贈った。ランナーの医師、小島淳一さん(61)=横浜市=も救護に加勢しており、感謝状を後日送る。

 フルマラソン29キロ地点で鹿児島市の63歳男性ランナーが突然、心肺停止に。白バイに乗って交通整理していた秋野巡査長と鎌田隆一郎巡査部長、岩下侑平巡査長(いずれも交機隊)、指宿署交通課の立石生(しょう)巡査部長が駆け寄って胸骨圧迫を施し、小島さんも走るのを中断して適切に指示した。

 男性は一命を取り留め、入院中ではあるが回復基調。男性の妻は「感謝しかありません」と話しているという。

 打越市長は「お世話になった。おもてなしの大会で亡くなる人が出ず、誇りとしたい」とあいさつ。秋野巡査長は「やるべきことをやっただけだが、命を救えて良かった」と話した。【梅山崇】

毎日新聞

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