愛知県は６日、名古屋市北区に今春完成するＩＧアリーナ（愛知国際アリーナ）の開業式典での演出を、音楽プロデューサーで「ＴＯＢＥ」代表取締役社長の滝沢秀明氏が手がけると発表した。

　ＩＧアリーナは７月の大相撲名古屋場所がこけら落としとなるが、先行して５月３１日と６月１日にオープニングイベントを開く。滝沢氏が演出するのは３１日の開業式典のオープニングアクト。県によると、滝沢氏自身やＴＯＢＥ所属のアーティストの出演は未定という。入場無料で、来場者は抽選とする見通し。

　６日に記者会見した大村秀章知事は「滝沢氏は大変な知名度で、実績も申し分ない。今まで手がけてこられたものを濃縮したオープニングアクトになるのでは。とにかく期待したい」と話した。

　滝沢氏は「ＩＧアリーナが今後刻んでいく歴史の１ページに関わることができ、大変光栄に思っております。エンターテインメント、スポーツ、日本の文化を発信することをテーマに演出したいと考えております」などとコメントを出した。【加藤沙波】