亀田興毅氏、西日本ボクシング協会会長選へ出馬会見 改革に意欲

2025/02/06 19:44 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 西日本ボクシング協会の会長選に立候補する元世界3階級制覇王者、亀田興毅・亀田ジム会長(38)が6日、大阪市西成区のKWORLD3ジムで出馬の記者会見を行った。2021年からプロモーターとして活動してきたことに触れて「プロボクシング界をもっと良く改革していくには、プロモーターでは限界を感じた。西日本協会の会長ならその力がある」などと出馬理由を説明し、魅力的な興行作りや競技人口の底辺拡大などの公約を盛り込んだマニフェストを示した。

 マニフェストはA4判13ページで、その全容を9日にある協会の総会で発表するといい、記者会見ではその一部を説明。「西日本から東京などに人材が流出しており、クラブ制度を守るためにもこれを防がなくては」と危機感を示し、スポンサー獲得などで新たな財源を確保したうえで▽選手育成のために協会主催興行の増加▽各ジムに奨励金・協力金などの分配▽全興行の動画中継――などを掲げた。

 これまでプロモーターとして▽出場選手のファイトマネー倍増▽どのジムの選手も参加できるプラットフォーム興行開催――などを実現してきた。「これまで『選手ファースト』でやってきたが、これからは『ジムファースト』でやりたい」との姿勢を示した。

 同協会は近畿と中四国(広島、山口両県を除く)のプロボクシングジム(現在69ジム)が加盟。会長選は9日に神戸市北区で行われる総会で投開票され、3選を目指す現職の山下正人・真正ジム会長と平山靖・フュチュールジム会長も立候補を予定している。【来住哲司】

毎日新聞

スポーツ

スポーツ一覧>

写真ニュース