家で眠るひな人形が動き出す…? 警察本部で闇バイト防止のお仕事中

2025/02/11 17:40 

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 愛知県警本部(名古屋市中区)で、防犯や交通安全を呼び掛けるユニークなひな人形の展示が始まった。家庭などで眠っていたひな人形85体を使い「闇バイト」などの犯罪や、警察の仕事を表現。県警本部正面玄関ホールや北館1階広報センターなどで3月3日まで展示されている。

 家庭で飾られなくなったひな人形にもう一度活躍の場を作ろうと、名古屋市で始まった「福よせ雛プロジェクト」の一環で、県警本部では初の試み。スマートフォンを手にしたひな人形で特殊詐欺や闇バイトの注意喚起をしたり、鑑識活動や災害警備に当たる警察官の様子をひな人形で表現したりしている。

 展示が始まった10日には、プロジェクトのマスコット「ももちゃん」が鈴木彰県警総務部長から一日広報課長を委嘱され、招待された保育園児24人を案内した。

 広報センターでの見学は要予約(県警本部052・951・1611)。【田中理知】

毎日新聞

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