「ツバメ少年」に文科大臣賞 7年に及ぶ観察の成果 給餌行動を分析
奈良県生駒市の近鉄生駒駅西側のビル「グリーンヒルいこま」でツバメの観察を続ける高校3年生、荻巣樹(いつき)さん(17)の7年に及ぶ観察に基づく研究発表が、鹿児島市で2月に開催された「第10回高校生国際シンポジウム」で最高賞のグランプリ(文部科学大臣賞)を受賞した。2日に生駒市役所を訪れ、小紫雅史市長らに報告した。
シンポジウムは一般社団法人「Glocal Academy(グローカル・アカデミー)」主催で、さまざまな課題研究や探求活動の発表・審査会。自然から人文科学、ビジネスなど幅広い11分野で個人やグループから計約400件の応募があった。
荻巣さんは「奈良県生駒市におけるツバメの給餌行動の観察と給餌内容の解析」と題し、雄のツバメが多く餌を運び、雌がヒナを長く温めることなどを報告。スライド発表の生物学分野で最優秀賞を受賞し、さらに11分野の頂点となるグランプリを獲得した。
荻巣さんの観察の場となるビルの3階部分は生駒駅と生駒ケーブル鳥居前駅を結ぶ通路で、飲食店などが両側に並ぶ。生駒山のふもとで餌に恵まれ、人がほどよく通るため、天敵のカラスなどが近付きにくく、ツバメの子育てには絶好の場所。毎年、10以上の巣が観察できるスポットだ。
鳥が好きだった荻巣さんは小学4年生の時、この場所を見つけ、5年生からは4~8月の子育てシーズンに放課後などに通って観察を続けた。市のサマーセミナーで小学生講師を務め、ツバメの魅力や子育ての秘密を語ったこともあった。地元の人たちは「ツバメ博士」「ツバメ少年」として観察する姿を温かく見守ってきた。
今回の発表では、ツバメのふんのDNA解析を外部に依頼した結果として、夏になるほど餌にトンボが増えることなども報告した。
荻巣さんは「うれしさと驚きが半々」とグランプリの感想を語り、今年も狙いを決めて観察を続ける。「大学や大学院でツバメの保護にもつながる研究を続け、将来は鳥類の研究者、学者になりたい」と夢を語っている。【熊谷仁志】
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