高さ16メートルの雪壁 立山黒部アルペンルートが全線開通

2025/04/16 11:19 

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 北アルプス・立山連峰を貫き、富山、長野両県を結ぶ「立山黒部アルペンルート」が15日、全線開通した。ルート最高地点の室堂(2450メートル)付近の名所「雪の大谷」は高さ約16メートルに達し、一目見ようと国内外から多くの観光客が訪れた。

 初日は悪天候のため、雪の大谷付近を散策する「雪の大谷ウオーク」や関連セレモニーは中止となった。観光客は、室堂付近の高さ数メートルの雪の壁ができた通路で記念撮影をして楽しんだ。メキシコから一時帰国中の佐藤陽子さん(51)は「電気バスと雪の大谷を目当てに来たが、散策ができず残念」と話した。

 運営する立山黒部貫光(富山市)によると、ウオークは6月25日まで。同社の見角(みかど)要社長は「雪が硬いので7月くらいまで楽しめるのではないか」と話した。【岩本一希】

毎日新聞

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