万博1週間 来場者50万人突破 混雑や暑さ対応、課題浮き彫り

2025/04/19 19:02 

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 大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)で開かれている2025年大阪・関西万博は20日、13日の開幕から1週間を迎える。18日までの来場者は計50万人を突破。混雑や夏を控えた暑さへの対応など、課題も浮き彫りとなっている。

 日本国際博覧会協会は19日、18日までの来場者は関係者10万人も含めて計51万3000人と発表した。

 協会は「並ばない万博」を掲げ、インターネットによる入場券販売や事前予約制を導入。しかし、14万1000人が訪れた開幕日は、東ゲート付近で通信障害が発生し、スマートフォンで電子チケット(QRコード)を表示できないトラブルが起きた。このため、Wi―Fi(ワイファイ)を急きょ設置し、移動基地局も配備した。会期中は1日最大22万7000人の来場が予想され、円滑な運営が鍵となる。

 暑くなる季節を控え、熱中症対策も大切になる。大阪市では19日、気温が28・1度まで上昇し、開幕後初の夏日となった。会場では、霧状の水が噴き出す「冷却ミスト」や「スポットクーラー」を順次稼働させるほか、給水設備を現在の74台から6月には110台に増やす。【岡崎英遠】

毎日新聞

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