山菜採りの季節、遭難に注意 北海道で4~6月に集中 ヒグマ遭遇も
本格的な山菜採りのシーズンを間近に控え、北海道警は遭難への注意を呼びかけている。17日には木古内町の山林で今季初めての遭難が発生。道警などの関係機関は今後の急増を懸念しており、啓発にも力を入れる。【谷口拓未】
17日午後4時40分ごろ、木古内署に「夫が山菜採りから戻ってこない」と通報があった。署によると、行方不明になったのは木古内町に住む80代の無職男性。山菜採りが趣味で、同日午前7時ごろに外出した。自家用車は同町中野の道路沿いで見つかっており、署などが捜索している。
道警地域企画課によると、山菜採り中の遭難件数は24年が52件(55人)、23年が60件(63人)となっており、例年60件前後で推移しているという。
遭難はギョウジャニンニクが食べごろになる4月ごろから発生し始め、続くタケノコのシーズンにも相次ぐ。過去5年間は全体の8割以上が4~6月に発生している。
ギョウジャニンニクは急斜面に自生することもあり、無理に採ろうとするなどして滑落する事例は多い。また、夢中になって地面を見つめて歩くうちに周囲が山深くなり、方角を認識できなくなって道に迷うこともある。
過去3年の山菜採り中の死者は計16人。最も多い原因は滑落で、10人だった。
このほかに気を付けたいのはヒグマとの遭遇だ。3日には美唄市の山林で男性が襲われて重傷を負っている。
道警の担当者は入山時の携行品として、スマートフォンなどの通信機器、鈴やホイッスル、クマ撃退スプレーを勧める。重要な連絡手段となる通信機器を自家用車に置いたまま入山する人もいるが注意が必要で、単独行動も控えるべきだとしている。
道警は19日、道や札幌市と協力し、札幌市南区の登山口で、山菜採りでの遭難やヒグマとの遭遇に注意するよう呼び掛ける啓発活動を実施した。
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