「いよいよやばい」銚子電鉄が新企画 不用品から音楽ユニット衣装
銚子電鉄(銚子市)と音楽ユニット、デザイナーの3者がコラボして、新プロジェクト「リシャイクル」を始めた。リサイクルに輝き(shine(シャイン))を加えた造語だ。音楽とファッションを加え、SDGs(持続可能な開発目標)の新たな可能性を探るそうだが、一体どんな取り組みなのか。
「ついにここまで来てしまったよ いよいよやばいよ やばいいよ さあさ切符買ってくださいな 銚子電気鉄道」
銚電犬吠駅前で19日開かれたイベント。九十九里町を拠点に活動する音楽ユニット「かのんぷ♪」は、伸びやかな歌声と軽快な演奏で新曲を初披露した。タイトルは「いよいよやばいよ銚子電鉄」。
かのんぷ♪は衣装も斬新だ。銚電で不要になった制服からスカートを、座席シートからチョウネクタイを仕立てた。上着には多数の切符を下げ、制帽を使ったおしゃれなバッグやつり革のベルトもある。木更津市のファッションデザイナー、鶴田能史(たかふみ)さん(43)が手がけた。
かのんぷ♪が銚電の魅力を歌い、銚電の新たな愛称「犬吠崖っぷちライン」のアナウンスが流れる。会場は、大きな笑いと拍手に包まれた。
銚電は、漁網の再利用を促進する「漁網電車」を運行するなどSDGsに力を入れている。今回は「本来は廃棄されるものを新たな形で輝かせる」がコンセプト。担当の奥英昭・鉄道部長(53)は「世界一のエンタメ鉄道を目指し、乗車の機会になるように取り組みたい」と意気込む。
かのんぷ♪は、ウクレレの中村大介さん(40)、ボーカルとピアノの里衣(りえ)さん(41)の夫妻で、九十九里町の観光大使も務める。鶴田さんはデザイン事務所「tenbo(テンボ)」を運営し、ファッションを通じて平和や幸せに関するメッセージを発信している。
ステージではトークショーもあり、鶴田さんは「ファッションから、面白いと興味を持ってもらえるよう心がけた」と説明。里衣さんは「この衣装を着て全国で歌っていきたい」とアピールした。
銚電の竹本勝紀社長(62)は「(経営が)厳しい中でも明るく前向きにという、私たちの心境を表した応援歌。うれしさいっぱいです」と感激していた。【高橋秀郎】
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