和歌山電鉄、たま駅長をしのぶジャンボパネル展示 フォトラリーも

2025/04/30 09:57 

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 和歌山電鉄貴志川線・貴志駅(和歌山県紀の川市)の駅長として人気を集め、2015年に死んだ三毛猫「たま」をしのび、同駅で29日、ありし日の写真を拡大したジャンボパネル3枚が披露された。パネルは5月1日以降は和歌山、伊太祈曽、貴志の3駅に1枚ずつ置かれ、各パネルと記念撮影をする「フォトラリー」を8月末まで開催する。

 パネルは自立式で、縦型が高さ約1・6メートル、横型が幅約1・6メートル。3枚のパネルは県勲功爵の正装姿や顔のアップ、寝そべっている姿の3種類。同電鉄の小嶋光信社長が「ビッグな功績を残したたまちゃんをたたえ、ビッグな姿のパネルを作った。心の中にいるたまちゃんを見える形にしたので、記念撮影して思い出を残してほしい」と話した。

 4月29日はたま駅長の誕生日で、この日は貴志駅でパネルの除幕式が行われ、さっそくファンがパネルを囲んで撮影していた。大阪府大東市から訪れた北川豪総さん(54)と妻の陽子さん(49)は「昔のたま駅長の姿を思い出して、懐かしい」としみじみと見入っていた。

 「フォトラリー」は1人1回の参加で、貴志川線を利用して移動し、本人とパネル3枚を各駅で撮影後に写真を伊太祈曽駅窓口で提示するとたま駅長の特製ポストカードがもらえる(先着順)。問い合わせは和歌山電鉄(073・478・0110)。【加藤敦久】

毎日新聞

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