グリコが「お米のキャラメル」開発 万博会場限定、5月末から配布

2025/05/04 13:27 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 江崎グリコ(大阪市)はコメ由来の素材と砂糖で作った「お米のキャラメル」を開発し、大阪・関西万博で食をテーマにしたパビリオン「EARTH MART」で5月末から来場者に配布する。万博のための限定品で、販売の予定はない。

 放送作家の小山薫堂氏がプロデューサーを務める同パビリオンへの協賛が決まった2022年4月から、日本人になじみの深いコメをテーマに開発を進めてきた。

 一般的なキャラメルでは形を保ちやすい乳化剤などを使うが、その風味も強くなる。米あめや米粉、米ぬかから作られる「米油」などを使い、コメの純粋なおいしさを追求した。砂糖を含む配合の割合や製造工程で苦労を重ねたという。

 配布は1人1粒(4グラム)で、パッケージに大阪・道頓堀にあるグリコの看板の「ゴールイン」マークを入れる。グリコの担当者は「この機会だけなので、ぜひパビリオンに来て味わってほしい」と話している。【新宮達】

毎日新聞

社会

社会一覧>

写真ニュース