新名神の多重事故 逃走の逆走車は青色のコンパクトタイプ 行方捜査

2025/05/18 22:13 

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 18日午前11時ごろ、三重県亀山市安坂山町の新名神高速道路下り線・鈴鹿トンネル入り口付近で、逆走してきた普通乗用車が乗用車2台に次々接触。これに気付いて停止した後続の中型貨物車に大型貨物車が追突するなど計6台が絡む事故が起きた。このうち、乗用車の1台に乗っていた60代2人と40代2人のいずれも女性計4人が軽いけが。

 逆走した車はそのまま逃走。目撃者や通行車両のドライブレコーダー映像によると、青色のコンパクトタイプだったといい、県警が道交法違反(事故不申告)などの疑いで捜査している。

 県警高速隊などによると、現場は滋賀県方面に向かう片側2車線道路。逆走した普通乗用車は、逆走車に気付いて追い越し車線で停止していた2台の左サイドミラーに接触。停止していた車の数百メートル後方で玉突き事故が起きた。

 事故発生当時、三重県警の110番に「車が高速道路を逆走している」という複数の通報があったという。

 事故の影響で一時、新名神高速道路の甲賀土山インターチェンジ(IC)―菰野IC間と亀山西ジャンクション(JCT)―亀山JCT間が通行止めになった。【渋谷雅也】

毎日新聞

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