成田空港で滑走路の本格工事に着手 年間発着能力30万回→50万回に
成田国際空港会社(NAA)は25日、成田空港で3本目となるC滑走路の新設と、B滑走路を1000メートル延伸する本格工事に着手した。1978年の開港に続く「第2の開港」と位置付けられ、完成すれば、年間発着能力は現在の30万回から50万回に拡大される。2029年3月の運用開始を目指している。
この日は、空港内のNAAで関係者約70人が参加して着工式典が開かれ、くわ入れで工事の無事を祈った。式辞で田村明比古社長は「成田空港は建設の過程で地域との激しいあつれきが生じ、信頼関係が再構築されてきた。本日のくわ入れは、滑走路工事の着手にとどまらず、地域と空港の未来を切り開くものだ」と理解を求めた。
成田空港は1978年にA滑走路(4000メートル)のみで開港。現在はB滑走路(2500メートル)との2本体制で運用している。今回はC滑走路(3500メートル)を新設し、B滑走路を北に1000メートル伸ばし3500メートルにする。
周辺では、準備工事が22年10月から始まっている。式典があった25日は、成田市でB滑走路延伸のための造成工事をスタートし、芝山町では、C滑走路の建設に向けた軟弱地盤の改良工事を始めた。
滑走路の新設・延伸で空港用地は現状の1198ヘクタールから2297ヘクタールに倍増する。これに合わせて三つの旅客ビルを集約して利便性向上などを図る「ワンターミナル化」や、貨物地区も集約して物流機能を強化することも検討している。空港と周辺地域との一体的なまちづくりに向けた取り組みも始まっている。
課題も山積している。新たな用地は1099ヘクタール(民有地743ヘクタール、社有地241ヘクタール、公有地115ヘクタール)に上るが、3月末時点の用地確保率は83%で、民有地に絞ると74%にとどまり、買収できていない土地は少なくない。
事業費についても19年度に5125億円とされていたが、24年度の試算では6707億円に膨れ上がり、物価高の影響でさらなる増加が見込まれている。
発着能力の拡大を図る背景には、航空需要の高まりやアジアの主要空港との路線獲得競争などがある。NAAは、国、県、周辺自治体を交えた4者協議会で合意を経て、19年に滑走路の新設と延伸の拡張計画を国に申請し、20年に許可されている。【合田月美】
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