万博協会、レジオネラ属菌検出で対策本部 ユスリカ大量発生に続き

2025/06/11 11:40 

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 大阪・関西万博の会場内から指針値を超えるレジオネラ属菌が検出された問題を受け、日本国際博覧会協会(万博協会)は11日、水質管理対策本部を設置したと発表した。設置は10日付。

 レジオネラ属菌は、会場内の「ウオータープラザ」と、「静けさの森」の親水施設で検出された。大阪市保健所からの助言を受け、ウオータープラザの噴水を止め、昼と夜に行われる水上ショーを休止している。静けさの森でも水を抜くなどの対応をした。しかし、対応や公表の遅れなどに批判が出ていた。

 万博協会によると、対策本部は石毛博行事務総長をトップに、関係部局長らで構成する。課題を整理し、速やかに会合を開催する予定だという。

 蚊に似た羽虫・ユスリカが大量発生した問題でも、万博協会は対策本部を設置している。【長沼辰哉】

毎日新聞

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