公立中35人学級、教員1万7000人増必要 400億円の予算見込む

2025/06/17 14:11 

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 2026年度から導入する公立中学校での35人学級について、阿部俊子文部科学相は17日の閣議後記者会見で、1万7000人程度の教員定数の改善が必要とし、約400億円の予算を見込んでいることを明らかにした。

 文科省は現在の40人学級を26年度中に中1で35人学級とし、その後中2、中3と順次引き下げるとしている。阿部氏は「少子化の影響なども踏まえつつ、必要な財源をしっかり確保していく」と述べた。

 35人学級の導入は11日に成立した改正教員給与特別措置法(給特法)に明記され、政府が13日に閣議決定した経済財政運営の指針「骨太の方針」にも盛り込まれた。実現に向けては1学級の人数上限を定めた義務標準法を改正する必要があり、政府は26年通常国会に改正案を提出するとしている。【木原真希】

毎日新聞

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