「6月なのに」 茨城2市町で猛暑日 筑西では「幻の40度」

2025/06/17 19:27 

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 太平洋高気圧に覆われた影響で、茨城県内各地では17日、気温が上昇し、今年一番の暑さとなった。梅雨にもかかわらず、古河市と大子町では最高気温が35度以上の猛暑日となった。筑西市では昼過ぎに40・0度を記録したが、水戸地方気象台によると、観測地点の周辺で野焼きをしていたため、気温が一時的に上昇したと判断。自然現象ではないため、この日の最高気温は34・9度とし、「幻の40度」となった。

 気象庁によると、県内14カ所の観測地点のうち最高だったのは古河市で35・9度で、大子町は35・8度だった。熱中症を訴えた救急搬送も相次いだ。県によると17日は前日から5人増え12人だった。

 この日、県内で最も暑かった古河市のネーブルパーク(古河市駒羽根)の釣り堀には「太公望」が3人だけ。朝から釣りを楽しんでいた古河市の飯藤啓二さん(65)は「一年中釣りに来ているが、6月でこの暑さは異常だ」と話していた。【斉藤瞳、堀井泰孝】

毎日新聞

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