「世界は悲劇を忘れたか」 イランの核施設空爆受け、被団協が声明

2025/06/17 21:19 

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 日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)は17日、イスラエルによるイランの核関連施設への攻撃を受け、「強い憤りと不安を禁じ得ない。被爆者は強く抗議し、停戦を呼びかける」などと非難する、「世界はヒロシマ・ナガサキの悲劇を忘れたか」と題した声明を発表した。

 声明では、核保有国の姿勢を「核軍縮の義務を果たさず、新たな核兵器の増強を進めている」と批判。被爆者がこれまで核兵器廃絶を世界に訴えてきたことに触れ、「核兵器はもともと絶滅を目的にした狂気の兵器。核施設への攻撃をやめるとともに、一日も早い戦闘終結を強く訴える」と強調した。【椋田佳代】

毎日新聞

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