市民団体「戦没者の血が染みこんだ土を…」 辺野古土砂巡り国に訴え
沖縄県名護市辺野古の米軍基地建設で使用する土砂を巡り、沖縄戦戦没者の遺族と市民団体が17日、国会内で防衛省などと意見交換会を開いた。多数の戦没者遺骨が残るとされる沖縄本島南部の土砂を基地建設の埋め立てに使わないよう求めたが、同省は「沖縄の歴史を踏まえて適切に進めていく」などと明言を避けた。
沖縄で遺骨収容を続けているボランティア団体「ガマフヤー」(代表・具志堅隆松さん)が主催し同省と警察庁、内閣府、厚生労働省が参加した。
同基地建設では、本島南部が土砂採取の候補地となっている。具志堅さんは自身が本島南部で採取した遺骨が残る土砂を示しながら、「戦没者の血が染みこんでいる土を埋め立てに使うのは冒とく。採取候補地から本島南部を外すべきだ」などと求めた。防衛省は「土砂の調達先は決まっていないが、ご遺骨の問題は大変重要なので、それを踏まえて適切に事業を進めていく」などと従来の説明を繰り返した。
沖縄慰霊の日の6月23日に毎年、戦没者追悼式が開かれる平和祈念公園(糸満市)の警備についても議論した。昨年、同公園の「平和の礎(いしじ)」に多数の警察官が立ち入り、遺族らが手向けた線香や花などを「安全確保のため」として持ち上げ裏返すなどしたことに対し、具志堅さんは「絶対にやめてほしい。あそこは霊域」と訴えた。会場からも「県民の心を土足で踏みにじっている」との指摘があったが、警察庁は「安全確保のため、不審物件の検索は必要」などとし、今年も同様の警備をするかどうかは明らかにしなかった。【栗原俊雄】
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