北九州空港で戦闘機訓練を実施へ 滑走路を使用、進入方法など確認

2025/06/24 19:30 

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 航空自衛隊築城基地(福岡県築上町など)は24日、所属するF2戦闘機2機が北九州空港(小倉南区など)の滑走路(2500メートル)を使用した訓練を実施すると発表した。基地渉外室によると、同空港で戦闘機訓練が行われるのは2006年3月の開港以来初めて。実施日は27日。

 訓練は、安全保障環境を踏まえた緊急時の使用や災害時の情報収集活動を想定。滑走路への進入方法や周辺地形を把握するためで、築城基地単独で実施する。滑走路でタッチアンドゴー(連続離着陸訓練)を実施する。

 訓練は日中のみで、通常の民間航空機のスケジュールに影響を与えないように配慮する。実施時間や回数などは公表しない。

 基地所属機の民間空港の訓練実績では、23年11月の自衛隊統合演習で、F2が岡山、大分両空港を使用したほか、24年10月の日米共同統合演習でもF2が長崎空港を離着陸している。【出来祥寿】

毎日新聞

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