クマの出没が前年比2.7倍 監視強化へ 福島市が初の危機管理本部
福島市は、住宅街を含む市内でツキノワグマの出没が例年に比べて増加していることから、危機管理対策本部を設置し、3日に初会合を開催した。同市がクマの出没を受けて対策本部を設置するのは初。木幡浩市長は「出没が頻発化して市民生活を脅かしており、危機と捉えて全庁を挙げて取り組む」と述べた。
市によると、ツキノワグマの4~6月の目撃情報は2020~24年は20件台だったが、今年は62件と前年比2・7倍に急増。住宅街での目撃情報は今月2日までに計25件に上り、乗用車がクマと衝突する事故も相次いでいる。
市はホームページや無料通信アプリ「LINE(ライン)」公式アカウントで「ツキノワグマ対策3カ条」を周知している。(1)寄せ付けない=家庭ごみは収集日当日に出す、クマを誘引するペットフードや柿などを放置しない(2)出会わない=クマが活発になる早朝や夕方の散歩を避ける、鈴やラジオなどを使って人の存在を知らせる(3)刺激しない=クマに遭遇したら目を離さず後ずさりで去る、見掛けたら警察に通報する――と呼び掛ける。
市はLINEを通じた通報システムを近く導入したり、ドローンの活用も検討したりして監視体制を強化。改正鳥獣保護管理法が9月1日に施行され、市町村長の判断で市街地でも緊急銃猟が可能になることから、猟友会と準備を進める。クマは河川敷の茂みを伝って移動していることから、国や県にも要請して河川敷を伐採する。移動経路にクマが嫌がる音や臭いを出す装置の設置も検討する。
市は8月9日にツキノワグマ防災教室を市市民センター(同市五老内町)で開催。県鳥獣対策専門官を務める望月翔太・福島大准教授(野生動物管理学)がクマの生態や対策を伝える。問い合わせは市農業企画課(024・525・3727)へ。【錦織祐一】
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