<1分で解説>「地下シェルター避難」説のハメネイ師 健在アピール

2025/07/07 15:13 

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 イランの最高指導者ハメネイ師が、首都テヘランで行われた宗教行事の集会に参加しました。6月のイスラエルとの戦闘以降、公の場に姿を見せたのは初めてで、元気な様子を示しました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「ハメネイ師が公の場で健在アピール」を解説します。

Q ハメネイ師って聞いたよ。どんな人なの?

A ハメネイ師はイランの最高指導者で元首に位置づけられ、国の大事な決定をする一番偉い人です。

 初代最高指導者のホメイニ師が死去した1989年からイランを治めていて、イスラム教シーア派の宗教指導者でもあります。「師」というのは、宗教の指導者という意味があります。

Q ハメネイ師はどこに登場したの?

A テヘランで行われたイスラム教シーア派の大切な宗教行事「アシュラ」の集会です。毎年多くの人が集まって祈りや行進を行います。

Q 最近はどうして姿を見せていなかったの?

A 6月にイスラエルとの戦闘があり、その間ハメネイ師は暗殺を警戒して地下シェルターに避難していたと伝えられていました。

Q どうして今回の登場が注目されたの?

A イスラエルとの戦闘以降、公の場に姿を見せたのは初めてだったので、ハメネイ師が元気でいることを多くの人に示す機会になりました。

 今後も中東情勢が注目されます。

毎日新聞

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