「笑顔届けたい」 ブルーインパルス隊員、万感の思いで地元の空飛行
12、13両日にあった航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」による大阪・関西万博会場(大阪市此花区)上空の展示飛行には、特別な思いで臨んだパイロットもいる。大阪府吹田市出身のパイロット、松浦翔矢さん(30)は「多くの人に見てもらい、笑顔を届けたい」と願って地元の空を飛んだ。
飛行ルートは両日とも、関西国際空港を午後2時40分ごろに離陸。通天閣(大阪市浪速区)や大阪城(同市中央区)を経て、1970年大阪万博のシンボル「太陽の塔」(吹田市)などを通過し、同3時ごろから15分間にわたって万博会場の人工島・夢洲(ゆめしま)の上空を展示飛行した。
機体から白いスモークを出してハートマークや「8」の字を描いたり、広がりながら上昇したりする華麗な飛行を披露した。
松浦さんは12日の飛行を終えた後、「最高だった」と感想を語った。吹田市上空を飛ぶ際には「空から地元を見る貴重な機会を与えてもらって幸せ。友達が見てくれているかなという思いだった」と振り返った。
松浦さんは約15年前にブルーインパルスの華麗な飛行を見て、パイロットになりたいという夢を抱いた。子どものころの夢をかなえ、「大きな目標を達成できた」と話した。
13日、機体に乗り込む前にはブリーフィングに臨み、パイロットらは天候や関空で使用する滑走路、飛行高度、万博会場で予定する演目、飛行ルートなどを確認した。スモークを出す操作のタイミングを確認する際には笑顔を見せた。
松浦さんは2日にわたる大役を無事務め、「フライトを見た人の心が動く瞬間があったならいい。生まれ育った太陽の塔の近くの上空を飛行することができ、忘れられない景色だった」と述べた。【中村宰和】
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