在京民放ラジオ5局が災害時の報道協力で協定 取材情報なども提供

2025/09/01 05:00 

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 「防災の日」の9月1日、在京の民放ラジオ5局は、主に関東地方で大規模災害が発生した際に、報道協力や情報共有などを垣根を越えて行う協定を結び、施行した。5局は、TBSラジオ、文化放送、ニッポン放送、TOKYO FM、J-WAVE。

 今後、地震や津波、豪雨などの自然災害で自社の放送局や送信所が被災し、放送できなくなった場合、被災を免れた他社の放送を使ったり、記者の取材情報や音源などを提供し合ったりできる。在京ラジオキー局でのこうした取り組みは初めて。

 担当者は取材に「近年の気候変動で、豪雨が頻発するなど自然災害のリスクは年々高まっており、有事の際にラジオが果たす役割はますます重要になっている。この協定で、よりきめ細かい情報収集をし、リスナーへ迅速かつ柔軟な発信をできるようにしたい」とコメントした。【井上知大】

毎日新聞

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