ソフトバンク・大関友久 「反省と自己分析」で大胆に攻めた投球

2025/09/03 23:07 

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 ◇○ソフトバンク7―1オリックス●(3日・みずほペイ)

 ソフトバンクの大関友久はいつもと少し異なる意識で登板した。

 前回8月26日の楽天戦では今季自己ワーストの6失点。満塁本塁打を浴びるなど、いつも通りとはいかない内容だった。

 この日も二回に同様の展開となりそうな場面があった。2死満塁のピンチを招き、打席には前日、先頭打者本塁打の広岡大志を迎えた。

 ここで大関は楽天戦を思い出していた。「前回は1点を取られることに神経を使いすぎて点を取られた」。それが反省点として頭にあった。

 そこで大胆に攻めた。2ボール1ストライクからの4球目。内角へ直球を投げて意識させると、5球目は外寄りの直球で勝負。空振り三振を奪って切り抜けた。「自分の中で納得のいく投球。これを何回も繰り返していけるように、今度は再現性を上げることに注力する」と振り返った。

 試合前の準備を大切にしている。データや体調管理はもちろん、心理学も駆使する。しかし最近は「試合で相手を探ることをしてしまう自分がいた」という。この日は自らフォームを見直して登板した。

 これで12勝目。13勝の日本ハム・伊藤大海を追うが、「相手のあることなのでコントロールできません。自分は勝ちを重ねていくことだけに集中します」。【林大樹】

毎日新聞

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