将棋の渡辺明九段が3度目の休場 前十字靭帯損傷の術後障害のため

2025/09/18 15:04 

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 日本将棋連盟は18日、渡辺明九段(41)が前十字靱帯(じんたい)損傷の術後障害のため、2026年3月末まで休場すると発表した。渡辺九段の休場は膝の手術に伴う24年12月~25年1月、4~6月に続いて3度目。

 休場明け初戦の名人戦A級順位戦で勝利後、手術した膝の状態について「ちょっと言い方が難しい。はっきりよくなったというわけではない」と回復が思わしくない様子を見せていた。

 渡辺九段は18日、自身のX(ツイッター)で「足の治療を続けながら対局をしてきたのですが、入退院を繰り返していて、また不戦敗をする見込みになり、先が見通せないので、年度末まで休場することになりました。ご迷惑をお掛けして申し訳ありません」と投稿した。

 19日のA級順位戦以降の対局は不戦敗となる。今期順位戦は1勝8敗で終えることが確定し、A級からの降級が決まった。

 また、連覇を目指していた将棋日本シリーズJTプロ公式戦は10月12日に名古屋市で予定されていた準決勝が不戦敗となり、藤井聡太名人(23)の決勝進出が決まった。

 渡辺九段は、6月に2度目の休場が明けて以降、3勝3敗(不戦敗1含む。未放映のテレビ棋戦を除く)。【丸山進】

毎日新聞

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