歩行者に反射材配布 交通安全推進役、靴販売大手などに委嘱 警視庁

2025/09/25 15:54 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 交通死亡事故が増える時期を前に、警視庁は24日、一般社団法人「東京バス協会」と靴販売大手「チヨダ」(東京都杉並区)に交通安全活動の推進役「TOKYO SAFETY ACTION スペシャルブースター」を委嘱した。

 それぞれ、都バスなどに利用できる「シルバーパス」への申請者や靴の購入客に反射材を配布するなど普及を図る。委嘱式で警視庁の日下真一交通部長は「交通安全の輪が地域全体に広がることを期待する」とあいさつ。同協会の古川卓(たかし)会長は「夜間の歩行者は服によって気付きづらい。急ブレーキで車内の人が倒れる事故も無くしたい」と、チヨダの町野雅俊社長は「交通事故防止に貢献したい」と抱負を語った。

 警視庁によると、10~12月の交通死亡事故は多く、歩行者でみると2020~24年の5年間で計107人が死亡しており、同じ5年間の7~9月(計62人)の1・7倍となっている。【菅野蘭】

毎日新聞

社会

社会一覧>