名古屋市 マイナンバーカード245人分失効 システム障害の影響

2025/10/15 21:30 

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 名古屋市は15日、8月に住民基本台帳ネットワークシステムの障害が発生した影響で、14日付で245人分のマイナンバーカードが失効したと発表した。

 市によると、システム障害は8月12日に発生。住基ネットのソフトウエア更新を行う際に事業者の設定ミスがあり、市と国などのシステム間でデータ連携が一時的にできなくなった。そのため、同日に住所異動届を出した人のうち、市内で区をまたぐ異動があった245人のデータ連携が行えなかったという。

 マイナンバーカードは転出届を提出後、30日以内に転入届と継続利用手続きをする必要があり、さらに30日を経過すると自動的に失効する。10月14日に市民から問い合わせがあり判明した。

 再発行には再度手続きが必要で、1週間から10日程度かかるという。

 市の担当者は「大変なご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます」とコメントした。【塚本紘平】

毎日新聞

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