愛子さま、ラオス国家主席と民族衣装姿で懇談 黄金の仏塔も見学

2025/11/18 20:21 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ラオスを公式訪問中の天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは18日、首都ビエンチャンの国家主席府でトンルン国家主席と面会された。「シン」と呼ばれる巻きスカートの民族衣装姿で懇談に臨み「日本とラオスの外交関係樹立70周年に訪問できたことをありがたく思っております」とあいさつ。トンルン国家主席は「初の外国訪問にラオスを選んでくださり、友好関係がさらに発展することを期待しております」と歓迎した。

 パーニー国家副主席やソーンサイ首相とも面会。夜は国家副主席主催の晩さん会に出席する。

 この日は最初にフランスからの独立を記念して建てられた凱旋(がいせん)門(パトゥーサイ)を訪問。首都中心部にある高さ49メートルの門の高層部に上って市内を見渡し、集まった人々に手を振った。熱心に質問を重ね「凱旋門の歴史と、素晴らしい景色に感銘を受けました」と話していたという。

 ラオス仏教の寺院で最も格式が高い黄金の仏塔「タートルアン大塔」も見学。2012年には皇太子時代の天皇陛下も足を運んだ。民族衣装を着た地元の住民たちが音楽と踊りで出迎える中、愛子さまは仏像の前に座って花を手向け、ろうそくに火をともした。視察後には「人々の信仰の地である仏塔への訪問を通じてラオスの人々の心に近づけた気がしてうれしいです」と周囲に感謝を伝えた。【ビエンチャン柿崎誠】

毎日新聞

社会

社会一覧>