大分火災、半島側は鎮火 離島の蔦島も鎮圧状態に 発生から11日目

2025/11/28 13:45 

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 大分市佐賀関の大規模火災で、市は28日、佐賀関半島側の住宅街と周辺の山林で火災が鎮火したと発表した。佐賀関漁港から南東約1・5キロの離島・蔦(つた)島も火が燃え広がる恐れのない「鎮圧状態」となり、発生から11日目でようやくほぼ収束した。

 火災は18日午後5時45分ごろ発生。大分県や市によると、少なくとも4万8900平方メートルが焼失し、住宅など182棟が焼けた。約130世帯が被災したとみられ、76歳の住民男性が死亡した。県は28日、被災者生活再建支援本部を設置。佐藤樹一郎知事は同日午前の初会議で「国や関係機関と連携して、災害関連死を出さないようにスピード感を持って生活再建に向けた取り組みを推進してください」と指示した。【山口泰輝】

毎日新聞

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