松山の新生児殺害、遺体発見から2年 署員ら情報提供呼びかけ

2025/12/11 12:17 

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 松山市大可賀の海上で新生児の遺体が見つかってから2年となった10日、愛媛県警松山西署は発見現場近くの商業施設で買い物客らに情報提供への協力を呼びかけた。事件は未解決のままで、同署によると、これまで寄せられた情報は十数件にとどまり、解決の糸口は見いだせていない。

 2023年12月10日午前11時ごろ、公園で釣りをしていた男性が北側の岸壁付近の海上で新生児を発見し、病院で死亡が確認された。新生児は生後間もない女児とみられ、全裸で目立った外傷はなく、死因は溺死だった。同署は殺人事件として捜査し、これまで延べ約1万5000人の捜査員を動員したが、解決には至っていない。

 10日は署員ら約10人が商業施設の出入り口付近で「情報提供をお願いします」などと声をかけながら、「情報求む!」と書かれたチラシやポケットティッシュなどを配った。同署の佐々木勇太刑事課長は「どんな情報でもいいので寄せてほしい」と話した。情報提供は松山西署(089・952・0110)まで。【広瀬晃子】

毎日新聞

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