剣道となぎなたで対戦…すね対策に1カ月 香川・琴平高で武道大会

2025/12/12 16:57 

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 剣道部となぎなた部が真剣に勝負する恒例の異種武道大会が11日、香川県琴平町の県立琴平高校(村上盛彦校長)であった。部員たちの熱戦に、駆けつけた約600人からは歓声が上がっていた。

 大会は2008年に始まり、今回で18回目になる(22年は新型コロナウイルス禍で中止)。特別ルールが定められており、剣道にはない「すね」を有効とする一方、高校のなぎなたでは認められていない「突き」は禁止としている。

 5人ずつの団体戦で行われ、なぎなた部員は主に得意のすねを狙い、剣道部員は面を打ち込み応戦。二刀流の剣士が登場する場面もあった。大会は1勝1敗3引き分けで進み、代表戦にまでもつれ込んだ。代表戦での白熱した戦いの末、剣道部が勝利を収めて通算成績を10勝7敗とした。

 大将戦と代表戦の2試合を連勝した剣道部主将の3年、横山弦司(げんじ)さん(17)は「すね対策に1カ月前から取り組んできたので勝てて良かった」と喜んでいた。なぎなた部主将の3年、新﨑日菜(あらさきひな)さん(17)は「すごく悔しいけど、練習の成果は出せた。後輩も頑張ってくれて今後が頼もしいです」と話していた。【広田正人】

毎日新聞

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