センバツ21世紀枠、地区候補9校発表 1月選考委員会で2校選出

2025/12/12 15:12 

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 来年3月19日に開幕する第98回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の「21世紀枠」の各地区候補9校が12日、発表された。士別翔雲(北海道)▽名取北(宮城)▽上尾(埼玉)▽四日市(三重)▽若狭(福井)▽郡山(奈良)▽山口鴻城▽高知農▽長崎西――の9校が選ばれた。

 21世紀枠は2026年1月30日の選考委員会で候補9校から東西を区分せずに2校が選ばれる。9校のうち8校は初めて候補校となった。上尾は16年大会以来、2回目の選出。公立校は8校で、山口鴻城が私立校で唯一、選出された。

 今秋の地区大会の戦績は士別翔雲と長崎西が8強入りし、名取北、若狭、山口鴻城は初戦で敗退した。県大会では若狭、長崎西が準優勝し、名取北、山口鴻城が3位、上尾、四日市、郡山が4強、高知農は8強入りしている。

 春夏の甲子園大会に出場経験がないのは士別翔雲、名取北、高知農の3校。上尾は春3回(1963、80、82年)、夏4回(74、75、79、84年)、四日市は春1回(47年)、夏2回(55、67年)、若狭は春3回(55、67、74年)、夏7回(50、55、59、63、67、68、69年)、郡山は春6回(71、78、82、95、97、98年)、夏6回(33、66、71、74、93、00年)、山口鴻城は夏3回(20、62、92年)、長崎西は春1回(51年)、夏3回(17、51、81年)出場している。四日市は55年夏に優勝。上尾は75年夏、若狭は69年夏、郡山は71年夏、長崎西は51年春にそれぞれ4強入りしている。

 21世紀枠は練習環境などの困難克服や地域貢献などを選考条件に加え、一定の戦績を挙げながら甲子園出場を逃している学校に出場機会を広げるため、01年から設けられた。選出された2校は一般選考校とともに、26年3月19日から13日間(準々決勝、準決勝翌日の休養日を含む)、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開かれる選抜大会に出場する。組み合わせ抽選会は3月6日。【長宗拓弥、村上正、石川裕士】

 ◇選考方法

 第1次選考では、単独地区扱いの北海道を除く46都府県高校野球連盟が1校ずつ推薦。該当チームがなかったとして推薦を見送った大分を除く45校を8地区に分けて2次選考し、北海道を含む9地区で各1校の候補校を絞り込んだ。選抜選考委員会当日に東西を区分せずに2校を選ぶ。残った7校は一般枠の推薦校として、各地区での選考対象に加わる。

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