八戸のNTT鉄塔、年内の工事完了にめど 青森震度6強で損傷

2025/12/16 10:47 

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 青森県で最大震度6強を観測した地震により損傷が見つかった「NTT青森八戸ビル」(同県八戸市)屋上の鉄塔について、復旧工事が15日に始まった。年内に工事が完了する見込み。

 NTT東日本によると、鉄塔は全長約70メートル。1970年に6階建てビル(高さ29メートル)の上に設置された。地震の影響で4本ある柱のうち1本に破断が見つかっていた。

 当初、工事完了には3週間から1カ月程度かかる見込みだったが、順調に土日も作業を進められれば年内に完了するめどが立ったという。NTT東は「一日も早い工事完了を目指す」としている。

 八戸市は、鉄塔倒壊の恐れがあるとして、ビルから半径50メートル以内の35世帯に避難指示を出している。青森河川国道事務所によると、現場周辺の約1キロが通行止めとなっていた国道45号は、後発地震注意情報が解除されたため通行止め区間が約600メートルに短縮された。迂回(うかい)路の周辺道路では渋滞も発生しており、時差出勤などが呼びかけられている。【三浦研吾】

毎日新聞

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