東京・赤坂のサウナ火災で夫婦死亡 ドアノブ外れ、閉じ込められたか

2025/12/16 16:36 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 東京・赤坂の個室サウナ店で客の男女2人が死亡する火災があり、警視庁赤坂署は16日、亡くなったのは川崎市幸区の美容会社経営、松田政也さん(36)とネイリストの妻、陽子さん(37)と発表した。捜査関係者によると、サウナの扉のドアノブが内外両側とも外れていた。警視庁は、2人がサウナに閉じ込められた状況で火災に遭ったとみて、設備や安全管理に問題がなかったか調べている。

 15日正午ごろ、東京都港区赤坂6のビル3階の個室サウナ店で火災報知機が作動。2人がサウナ内の入り口付近で、扉に向かって折り重なるように倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。警視庁は司法解剖して死因を調べる。

 サウナ内は、背もたれや座る部分の一部が焼けたほか、床には燃えたタオルと、外れたドアノブが落ちていたという。また消防隊が駆け付けた際、扉は閉まっていた。

 現場は東京メトロ赤坂駅から南に300メートル。店のホームページなどによると「完全個室プライベートサウナ」をうたい、2022年8月に開店していた。【菅健吾、朝比奈由佳】

毎日新聞

社会

社会一覧>