広島・呉で正月用の葉付きミカン出荷 鏡餅やしめ縄に

2025/12/18 07:30 

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 かんきつ類の栽培が盛んな広島県呉市の蒲刈町地区で17日、正月の縁起物の鏡餅やしめ縄に使われる葉付きミカンの出荷作業が行われた。

 サイズは直径4~5センチと一般的なミカンより小さく、緑の葉が5枚ほど付いている。濃厚な甘みと皮をむいたときの爽やかな香りが特徴だ。

 呉市蒲刈町田戸の「JAひろしま くれ選果場」では、サイズ別に分けられた葉付きミカンが作業員によって次々と出荷用の箱に詰められ、県内や関西、名古屋などに出荷された。

 今年の出荷量は約18トンで昨年より2割ほど多いという。JA広島果実連の石川祐介技師は「今年は天候にも恵まれ、順調に生育した。見た目だけでなく、香り、味も楽しんで、良い正月を迎えてほしい」と話した。【佐藤賢二郎】

毎日新聞

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