東大汚職 元特任准教授を収賄容疑で書類送検 風俗店での接待同席か

2026/01/26 09:05 

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 東京大大学院の教授が共同研究相手の民間業者から高額接待を繰り返し受けたとされる汚職事件で、警視庁捜査2課は26日、教授の下で特任准教授をしていた男性医師(46)を収賄容疑で書類送検した。また、接待した側として一般社団法人「日本化粧品協会」(東京都文京区)の男性代表理事(52)も贈賄容疑で書類送検した。いずれも、教授と共にソープランドや高級クラブでの接待に同席していたとされる。

 この事件では、大学院医学系研究科の佐藤伸一容疑者(62)が収賄容疑で逮捕された。警視庁などによると、共同研究は佐藤容疑者が実権を握り、形式上のトップには男性医師が就いていた。接待の具体的な調整役は男性医師が担い、代表理事とのやり取りをしていたという。

 書類送検容疑は、男性医師が2023年3月~24年8月、東大と協会による共同研究の枠組み「社会連携講座」を設置、運営する見返りに、代表理事から東京・吉原のソープランドや銀座の高級クラブでおよそ190万円分の接待を受けたとしている。代表理事は、男性医師と佐藤容疑者に対し、計380万円分ほどの接待をした疑いがある。警視庁は認否を明らかにしていない。

 代表理事が佐藤容疑者らを訴えた民事訴訟で、男性医師は「接待は負担だったが、佐藤容疑者に同席を命じられて断りづらかった」「接待を受けたことは反省すべき立場にあった」との見解を示している。

 代表理事は提訴時の記者会見で「(教授から)接待を強要された」と主張する一方、「私も反省すべきところがある」と話していた。男性医師と代表理事は、東大の教員が「みなし公務員」に当たり、接待が賄賂に当たる可能性は認識していたという。【長屋美乃里】

毎日新聞

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