迫力の大パノラマ 北九州市で初、オープントップバスが定期運行へ
西鉄バス北九州(北九州市小倉北区)は、市内の主要観光地を巡るオープントップ型観光バスの定期運行を、3月27日から始める。屋根のない2階建てバスによる周遊型観光は市内で初めて。
運行ルートはJR小倉駅を発着点とした「門司港コース」と「若戸大橋コース」の2種類。所要時間はいずれも90分を見込み、途中下車は不可となる。
門司港コースでは、海沿いのレトロな街並みや国の重要文化財であるJR門司港駅、関門橋を真下から望む区間を巡り、歴史と港町の雰囲気を味わえる。
若戸大橋コースは、工業地域や国内最大規模の風力発電装置を眺めることができ、工場群の夜景も楽しむことができる。
導入される車両は1台8000万円で高さ3・8メートルの英国製、定員は46人。スロープを設置しており、車いすの利用者も乗車できる。
市花のヒマワリをモチーフにした黄色い車体が特徴で、マカロニ星人で知られる「宇宙七曜星(しちようせい)の精」をあしらい、北九州の魅力を象徴するボディーデザインに仕上がった。
各コースとも1日2便。運賃は大人が税込み2500円(小学生以下は半額)。予約は2月27日からウェブと電話で受け付ける。
◇「日常では味わえない北九州を」
西鉄バス北九州は13日、オープントップバスの車両お披露目式と試乗会を開いた。
試乗会では、北九州市小倉北区の小倉城周辺を発着点に、市役所の観光担当者やメディア関係者ら約40人が乗車。バスは中心街を周遊する15分ほどの試乗ルートを走行した。
屋根のない2階部分の景色は、視界が一気に開き、高層マンションやビル群などは普段よりも近く大きく迫って見える。信号機や道路標識はバスとほぼ同じ高さで、北九州モノレールの駅舎2階部分は、手が届きそうな距離感。開放感あふれる迫力満点の大パノラマに、参加者からは驚きの声があがった。
同社は初年度に2万5000人の利用者を見込んでおり、式典に臨んだ吉田透社長は「普通のバスの2倍の高さがあるので楽しんでもらえると思う。車体デザインも親しみやすさを演出した。ぜひ地元の皆さんに使っていただき、日常では味わえない北九州の魅力を体感してほしい」と意気込みを語った。【橋本勝利】
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