別の未公開情報でもインサイダー取引か 三田証券元取締役ら再逮捕

2026/02/20 20:24 

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 中堅証券会社「三田証券」(東京都)元取締役の仲本司容疑者(52)らによるインサイダー取引事件で、東京地検特捜部は20日、東証プライム上場の「東洋証券」の株式でもインサイダー取引をしたとして、仲本容疑者ら3人を金融商品取引法違反容疑で再逮捕した。未公開情報に基づいた不正取引の疑いは、モーター大手「ニデック」の株式の公開買い付け(TOB)に続き2件目となる。

 他に再逮捕されたのは、いずれも会社役員の松木悠宣(44)、小林真之(39)の両容疑者。特捜部は認否を明らかにしていない。

 再逮捕容疑は、仲本容疑者は三田証券で取締役投資銀行本部長を務めていた2024年10月ごろ、東洋証券の配当金予想が増額されるとの未公開情報を知り、松木、小林両容疑者と共謀して東洋証券の株券計101万2800株を計約5億420万円で買い付けたとしている。

 三田証券は東洋証券と秘密保持の契約を結んでおり、仲本容疑者はこれに関連して、配当金予想の増額情報を把握したという。

 また、特捜部は20日、ニデックが工作機械大手の「牧野フライス製作所」に対してTOBを実施するとの未公開情報を基に、牧野フライスの株券計約33万株を計約23億円で買い付けたとして、仲本容疑者ら3人を金融商品取引法違反で起訴した。

 さらに、松木容疑者については、インサイダー取引の疑いがある注文とは別に、5社の株券について安値の売り注文や高値の買い注文を連続して発注したとする相場操縦の疑いでも再逮捕した。【岩本桜、五十嵐隆浩】

毎日新聞

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