「モームリ」違法紹介料を正当と偽装か 社長と弁護士ら計4人追送検

2026/03/04 17:42 

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 退職の意思を本人に代わり勤務先に伝える代行サービスを巡り、依頼人を弁護士にあっせんした際の違法な紹介料を正当な支払いだと偽装したとして、警視庁保安課は4日、弁護士2人と「退職代行モームリ」の運営会社社長ら計4人を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿)の疑いで追送検した。起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。

 4人は、「弁護士法人オーシャン」弁護士の梶田潤(45)▽「弁護士法人みやび」弁護士の佐藤秀樹(49)▽モームリの運営会社「アルバトロス」(横浜市中区)社長の谷本慎二(37)▽妻の志織(31)――の各被告で、いずれも弁護士法違反で起訴されている。

 警視庁は両弁護士法人とアルバトロスも、法人として組織犯罪処罰法違反容疑で追送検した。

 梶田被告の追送検容疑は、2023年6月~24年10月、依頼者のあっせんに対する紹介料110万円を「賛助金」名目でアルバトロスに支払ったなどとしている。また佐藤被告ら3人は24年7月~25年3月、紹介料146万円を「アフィリエイト広告業務委託費」名目で支払うやりとりをしたとしている。

 梶田、佐藤両被告は容疑を認めているという。警視庁は谷本、志織両被告の認否を明らかにしていない。

 警視庁によると、アルバトロスは、梶田被告から支払われた「賛助金」を会社の売り上げとして計上。佐藤被告側とは「業界内では紹介料を広告費として払うのは通例」とやりとりし、佐藤被告が契約書を準備したという。【菅野蘭】

毎日新聞

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