調査委が報告書 三重県立校でいじめ、トイレで撮影行為は「性暴力」

2026/03/06 08:45 

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 三重県立学校で2024年10月に男子生徒2人がトイレの個室内にいた知的障害のある男子生徒(当時17歳)の様子を撮影し、SNSに投稿したことがいじめ重大事案と認定され、設置された調査委員会(委員長・白山雄一郎弁護士)が5日、調査報告書を公表した。撮影行為は同意のない性的な言動で「性暴力」とするなど、いじめ防止対策推進法に基づくいじめに該当すると結論づけた。被害生徒は不登校になり、学校には「早期で適切な対応が必要だった。誠意を持ったケアが必要」と指摘した。

 報告書によると、24年10月10日午後2時ごろ、男子生徒2人が個室トイレのドアを蹴り、被害生徒が便座に座っている様子を撮影し、動画をSNSに投稿した。男子生徒2人は学校の聞き取りに行為を認めているという。

 5日に県庁で記者会見した白山委員長は「児童生徒にネットリテラシーの教育やネットの怖さを伝えてもらうなど、しっかり対策してもらいたい」と述べた。県教委は「今回の事案を真摯(しんし)に受け止め、いじめ対策に努めたい」と話した。

 報告書は6日から県教委のホームページで公開される。【渋谷雅也】

毎日新聞

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