北海道・美唄の工事汚職、元市職員に実刑判決 裁判長「倫理観欠落」

2026/03/13 18:30 

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 北海道美唄市発注の公共工事を巡る汚職事件で、収賄と背任の罪に問われた元市職員、本田強志被告(54)に札幌地裁は13日、懲役2年6月、追徴金約85万円(求刑・懲役4年、追徴金約85万円)を言い渡した。井戸俊一裁判長は「地元業者らと癒着する中で私利私欲を増大させた。倫理観の欠落に起因する非難の強い犯行」と批判した。

 判決によると、本田被告は市上下水道課課長補佐などを務め、市が入札を行った工事6件の一般競争入札などで非公開の最低制限価格を教えるなどした見返りとして、2024年11月に計約85万円相当の4泊5日の沖縄旅行代金などを業者側に負担させた。別の会社社長とともに約707万円を水増しした工事の請負代金を入金させ、市に損害も与えた。

 判決は旅行も水増しも被告の発案で、背任罪の被害は50万円しか弁償されていない点を指摘。収賄罪については「公務に対する信頼を犠牲にして私欲を満たした利益としては大きい」とした。【谷口拓未】

毎日新聞

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