辺野古沖で転覆の2隻「不屈」「平和丸」とは 裏返ったまま漁港へ

2026/03/16 17:13 

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 沖縄県名護市辺野古沖で転覆した船「不屈」と「平和丸」は16日午後1時15分ごろ、裏返ったままの状態で海上保安庁のボートに引っ張られ、近くの辺野古漁港の湾内に移された。2隻は米軍普天間飛行場の県内移設計画に伴う辺野古沿岸部の埋め立て工事に対する海上抗議のほか、希望者を乗せて工事現場や周辺の海を案内する活動にも使われていた。

 抗議活動する際の船長役は当番制で、亡くなった金井創(かないはじめ)さん(71)はこの日の当番ではなかった。だが、平和学習のための乗船依頼があり、高校生を乗せて船を出したという。

 金井さんは沖縄県南城市の教会で牧師もしていた。牧師仲間で、15日に一緒に食事をしたという島しづ子さん(77)は「まだ信じられない」と声を詰まらせた。辺野古移設計画に反対する抗議活動でも金井さんと行動を共にしたといい、「穏やかな人で、船長としてもベテランで操船もうまい。何があったのかわからないが、亡くなった高校生の家族に申し訳ない」と話した。【喜屋武真之介】

毎日新聞

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