逆転勝訴のハンター「長い闘い終わった」 7年ぶりに猟銃手元へ

2026/03/27 16:20 

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 猟銃でヒグマを駆除したところ、「民家に向けた危険な発砲」として猟銃所持の許可を取り消されたハンターの池上治男さん(77)=北海道砂川市=が、道に処分の撤回を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第3小法廷(林道晴裁判長)は27日、池上さんを逆転勝訴とした。約7年ぶりに猟銃が戻ることになり、池上さんは「これ以上ない良い判決だ。長い闘いが終わった」と語った。

 判決を終えた午後3時40分ごろ、最高裁の正門前で弁護団が「猟銃返還へ」などと書かれた紙を掲げた。法廷で裁判長の言葉をうなずきながら聞いたという池上さんは、報道陣に対して「ハンター目線で常識的な判断をしてくれてよかった」と述べた。

 池上さんの代理人の中村憲昭弁護士は「ハンターが安心して発砲できるようになる。他のハンターも勇気づけられると思う」と語った。

 1、2審判決によると、道猟友会砂川支部長の池上治男さんは2018年8月、市の要請で出動し、市職員や警察官らが立ち会う中でライフル銃を1回発砲してヒグマを駆除した。周辺に民家があったことから、道公安委員会は19年4月、鳥獣保護管理法が禁じる「弾丸が到達する恐れのある建物」に向けた発砲で銃刀法違反にあたるとし、池上さんの猟銃所持許可を取り消していた。【安元久美子】

毎日新聞

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