ヒグマの駆除数17倍増 北海道・上ノ国町、公園整備計画を延期

2026/04/04 13:15 

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 北海道上ノ国町は、2026年度に予定していた花沢公園(同町勝山)の再整備計画を延期することを決めた。計画予定地で25年度、ヒグマの出没が相次いだことから、「子どもの安全が確保できない」と判断した。今後はヒグマの出没状況を踏まえ、計画再開の時期を判断する。

 町施設課によると、花沢公園に隣接する消防庁舎の建て替えに伴い、公園を再整備する計画で、今年度は約3億円をかけて庁舎を取り壊して更地にし、現在の公園にはない大型遊具などを設置する予定だった。新しい消防庁舎はすでに別の場所に建てられており、移転している。

 しかし、町では25年度、ヒグマの駆除件数が前年度の6頭から約17倍増となる106頭に上り、花沢公園周辺でもヒグマの目撃情報などが相次いだという。このため、26年度もヒグマの出没が懸念されることから、「人命が最優先であり、ヒグマ被害を発生させないことが最も重要」(担当者)として、計画延期を決定した。

 延期期間は今のところ1~2年程度を想定しているものの、担当課は「いつ再開すべきかは今後検討する。延期期間はまだ分からない」と説明している。【高山純二】

毎日新聞

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